各アセットクラスに対する見通し
2022-03-18
■リスク選好が一時的に悪化するおそれ
■米長期金利は緩やかな上昇基調をたどろう
世界的に物価の高止まりが想定以上に続くとの見方が強まりつつある。金融引き締めへの警戒感や地政学リスクの高まりが意識されやすい地合いにあり、投資家のリスク選好が一時的に悪化するおそれ。しかし、世界的に財政緊縮に舵を切る兆候はなく、過剰流動性相場は継続する見込みであるほか、堅調な企業業績が下支えになるとみて、株式優位の投資判断を維持。
【株式】 水準調整にとどまるか慎重に見極め
米国では金融引き締めへの警戒感から金利水準が切り上がったほか、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの高まりなど株価水準の調整が入りやすい地合いが続いている。それでも、堅調な企業業績が株価を下支えする構図が揺らがない限り、株価の下落は一時的な調整にとどまるとみる。株式にやや強気な見方を維持し、引き続き先進国株を選好する。
【社債】 目先は逆風が強い
米金融引き締めへの警戒感は、米長期金利の上昇を通じてIG社債に、投資家のリスク許容度低下を通じてHY社債に逆風となる公算が大きい。ただ、全体的な企業財務の悪化懸念は小さいとみられるほか、利回り水準が上昇しつつあり、投資環境の変化も感じられる。
【国債】 米長期金利は緩やかな上昇基調をたどろう
米国では金融引き締めが進み、米長期金利は緩やかな上昇基調をたどるとみるほか、日本やドイツの長期金利にも上昇圧力が及ぶ可能性がある。一方、先進国中銀の金融引き締めは新興国国債の投資妙味を削ぐとみて、投資判断はやや弱気を維持する。
■米長期金利は緩やかな上昇基調をたどろう
世界的に物価の高止まりが想定以上に続くとの見方が強まりつつある。金融引き締めへの警戒感や地政学リスクの高まりが意識されやすい地合いにあり、投資家のリスク選好が一時的に悪化するおそれ。しかし、世界的に財政緊縮に舵を切る兆候はなく、過剰流動性相場は継続する見込みであるほか、堅調な企業業績が下支えになるとみて、株式優位の投資判断を維持。
【株式】 水準調整にとどまるか慎重に見極め
米国では金融引き締めへの警戒感から金利水準が切り上がったほか、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの高まりなど株価水準の調整が入りやすい地合いが続いている。それでも、堅調な企業業績が株価を下支えする構図が揺らがない限り、株価の下落は一時的な調整にとどまるとみる。株式にやや強気な見方を維持し、引き続き先進国株を選好する。
【社債】 目先は逆風が強い
米金融引き締めへの警戒感は、米長期金利の上昇を通じてIG社債に、投資家のリスク許容度低下を通じてHY社債に逆風となる公算が大きい。ただ、全体的な企業財務の悪化懸念は小さいとみられるほか、利回り水準が上昇しつつあり、投資環境の変化も感じられる。
【国債】 米長期金利は緩やかな上昇基調をたどろう
米国では金融引き締めが進み、米長期金利は緩やかな上昇基調をたどるとみるほか、日本やドイツの長期金利にも上昇圧力が及ぶ可能性がある。一方、先進国中銀の金融引き締めは新興国国債の投資妙味を削ぐとみて、投資判断はやや弱気を維持する。