米銀の融資姿勢は厳格化度合いが大きく緩和
2021-02-10
■ 米金融機関の融資姿勢は厳格度合いが大きく緩和した
同DIは設備投資や鉱工業生産、新規雇用の先行指標として有効に機能してきたほか、企業の営業利益率に対して概ね3四半期の先行性が確認されている。ワクチン接種ペースや新型コロナウイルスの変異の動向などによっては不透明感が強まりかねず、融資基準DIが緩和領域に移行するかは予断を許さない状況が続くものの、営業利益率が改善し今年後半の企業利益を下支えすることが示唆される。ただし、市場ではS&P500株価指数構成企業の一株当たり利益に関して、7-9月期が前年比17.1%増、10-12月期が同12.7%増と予想されており(2月5日時点)、株価はすでに今年後半のEPSの大幅改善を見越した水準に位置している。こうした期待が実現するかを見極めていく姿勢が求められよう。
■ 今年後半のEPSの大幅改善が示唆されるが、株価にはすでに織り込み済み
同DIは設備投資や鉱工業生産、新規雇用の先行指標として有効に機能してきたほか、企業の営業利益率に対して概ね3四半期の先行性が確認されている。ワクチン接種ペースや新型コロナウイルスの変異の動向などによっては不透明感が強まりかねず、融資基準DIが緩和領域に移行するかは予断を許さない状況が続くものの、営業利益率が改善し今年後半の企業利益を下支えすることが示唆される。ただし、市場ではS&P500株価指数構成企業の一株当たり利益に関して、7-9月期が前年比17.1%増、10-12月期が同12.7%増と予想されており(2月5日時点)、株価はすでに今年後半のEPSの大幅改善を見越した水準に位置している。こうした期待が実現するかを見極めていく姿勢が求められよう。